コレステロールの値が異常!善玉、悪玉、中性脂肪・・・。このまま50代が折り返せるか?
40代、50代という年代にさしかかってくると多くの人がコレステロールを気にします。
健康診断、人間ドックなどで指摘されるケースが多いでしょう。
私もその一人で、とくにLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)の値が160を超えており、薬物治療寸前、食生活の改善と運動を指導されるレベルにきています。
幸か不幸か薬物治療の対象にはなっていないものの、危険なレベルにきていることは間違いありません。
コレステロールは減らせるものでしょうか?対策を考えてみます。
コレステロールとは
まず、コレステロールとは何でしょうか?簡単に知っておきたいと思います。
コレステロールは脂質の一種で、じつは、血液の中だけでなく、脳をはじめ全身に分布しています。
細胞を作っている細胞膜もコレステロールが材料となっています。 食べものの消化吸収にも関係していて、体にとってなくてはならないものです。したがって単純に減ればいいというものではないのです。
コレステロールはタンパク質に包まれて血液中を流れます。
タンパク質に包まれた状態をリポタンパクといい、大きさ・重さで4種類に大別されます。
その4つのうちHDLとLDLは主にコレステロールを運び、残る2つは主に中性脂肪を運びます。
HDLは全身の細胞から余ったコレステロールを回収し肝臓へ戻す働きをするため「善玉」と呼ばれるます。
その一方、LDLは肝臓から各細胞にコレステロールを届けるものの回収はせず、それが血液中にたまると動脈硬化を促進するので「悪玉」と呼ばれています。
脂質異常症
血液中のLDL(悪玉コレステロール)、中性脂肪が基準より高い、またはHDL(善玉コレステロール)が基準より低い状態を「脂質異常症」といいます。
そして厚生労働省が3年ごとに行っている「患者調査」によれば、2017年脂質異常症の総患者数(実際に治療を受けている)は220万5千人とのこと。
そのうち男性63万人、女性156万人で女性は男性の2.4倍となっています。
治療対象予備軍がその何倍も存在することは想像に難くありません。
<基準>
LDL(悪玉)≧140mg/dl
中性脂肪≧150mg/dl
HDL(善玉)<40mg/dl
放っておくと
脂質が増えると血管の内側にたまって、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの深刻な血管系の病気が起きやすくなってしまいます。
日本人の3大死因の2つが血管系の病気です。
そのため早期に改善する必要があるのです。
原因・症状
では、脂質異常の状態になる原因は何でしょうか。
一般に次のようなことが多いと言われています。
- 遺伝的要素
- 食習慣(食べすぎ、脂肪のとりすぎ)
- 運動不足
- ストレス
果物や甘いものの食べすぎ、飲酒は中性脂肪の値を上げ、喫煙は善玉コレステロールの値を低下させます。
運動不足は脂質の代謝の悪化を招き、体内に脂肪を蓄積させます(肥満)。
食生活の偏り・乱れ、運動不足、体重増加、喫煙は大敵です。
そして何より怖いのは、脂質異常症からの
自覚症状は ほぼない!ことです。
だからこそ知らず知らずの間に体が壊れていくのです。
数値の異常で知るしかありません。
定期的な健康診断で自身の状態を把握しておくことがすごく大切になります。
予防・対策
長年生きていればどれも ”そんなことはわかっている” ことばかりです。
でも意識しないと突然に帰らぬ人になり得る怖さをもっているのがコレステロールです。
なかなか実行できませんが、
◎まずは食生活の改善によって数値の改善を図りましょう。そして動脈硬化を進めないようにしましょう。
脂質異常症がある場合、コレステロール摂取量を1日200mg未満に抑えることが望ましいとされています。<2020年厚生労働省>
実は鶏卵1個で250mgものコレステロールを含んでいます。
そのほか、レバー、たらこ、ししゃもなども高コレステロールです。気をつけて食べなければいけません。
ポイント
- 身体が必要とするエネルギー以上に多くとらない(適正体重を意識して肥満を解消)
1日に必要なエネルギーの目安は、(身長(m)の2乗☓22)☓25~30kcal です。
例えば、身長170cm の場合の目安のエネルギー(kcal)は、
1.7×1.7×22×25=1600 ~ 1.7×1.7×22×30=1900
- 肉類よりも魚介類や大豆製品を多くとる
LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やすには、肉類より魚類や大豆製品の割合を多めにする。動物性脂肪の代わりに魚や植物性の油を多くとります。
- コレステロールを多く含む食品に注意
特にLDLコレステロールが高い場合は、内臓類、卵は要注意!
-
油を使った料理はひかえめに
脂肪は種類に関係なくエネルギーが高いので、肥満予防のためにも油はひかえめにします。
(フライ、炒めもの、マヨネーズ、バター、マーガリンなど)
- 食物繊維はしっかりとる
私たちの腸内で消化できない食物繊維は、野菜、果物、豆、きのこ、芋、海藻類などに多く含まれ、コレステロールを減らすのに役立ちます。
食物繊維を多くとるとコレステロールの吸収が抑えられます。
- アルコール、甘いものはひかえる
アルコール、お菓子・ジュース類を多くとりすぎると血液中の中性脂肪が増えます。
とくに夜寝る前はひかえましょう。
◎そして、1日30分以上の有酸素運動です。
- ウォーキング、自転車、水泳などです
◎何はともあれ、禁煙する
文明の力
食事や生活習慣を変えても数値の改善が見られない場合は、内服薬による治療を行うこととなりますが、できれば薬物治療は避けたいです。
私の場合、とくにLDL(悪玉コレステロール)の値が高いです。
喫煙してません。油はひかえているつもりです。でも甘いものは多少摂ります。運動もしています。遺伝的要素もあるのかと思います。
「油ひかえめに魚・大豆でタンパク質をとり、野菜(とくに緑黄色野菜)をたくさん食べる。そして習慣的に運動する」
この美味しいものがたくさんある日本で そんなことがそう簡単にできるわけがない!
そんなことをすれば益々高齢化社会、いや、今風に言えば経済が回らなくなる!?
そこで文明の力を借りることにしています。
つまり、健康食品の助けを借りています。
サンスターの「緑でサラナ」は、
日本で唯一
ブロッコリー・キャベツ由来の天然アミノ酸でLDL(悪玉コレステロール)を下げるトクホ(特定保健用食品)です。
<肝臓の酵素の働きを活発にして、より多くのコレステロールの排出を促す作用が認められています>
「緑でサラナ」には、ブロッコリー・キャベツのほか、6種類の野菜(セロリ、小松菜、ほうれん草、レタス、大根葉、パセリ)と2種類の果物(リンゴ、レモン)が配合されています。
野菜約105グラムが含まれ、1日の野菜摂取目標350グラムの約3分の1が補えることにもなります。
味は、すりおろしたリンゴの舌触りで、ほんのり甘酸っぱく、野菜感はあまりない です。
LDLコレステロール対策にぜひ活用していただきたい食品(ドリンク)です。