天災は年々激しくなり、人的被害は減らない。避難する勇気と、緊急時にはせめて命を確保!。孤立しても3日は生き延びる備えを!
梅雨から台風の時期にかけて日本列島は自然災害との戦いになる。
地震は突然起きるが、風水害はまだいくらかの予兆があり準備時間がもてる。
にもかかわらず、いつも多くの犠牲者が出る。
ここには人間の驕りもあるのであろう。災害を経験した人ほど避難しないともいわれる。
人間の特性をなぞり、最低限しておくべき準備を考えます。
数十年に一度の災害が毎年起こっている!
(「~年に一度の大雨」というのは、1日に何mm以上の雨だと何年に一度の大雨というふうに、気象庁が地域ごとに確率からはじいているのだそうです。)
大雨が降り始めると、気象庁は各種注意報や警報、河川洪水予報、そして自治体は避難勧告、避難指示など、様々な情報を発信します。
住民はこれら情報をもとに対応、行動を求められるのですが、実は、自治体が避難指示を出しても、実際に避難する住民は数パーセントにも満たないのだそうです。
結果的に大した災害にならなければ「ああ良かった」で済むかもしれませんが、数パーセントしか反応しないのでは指示の意味がありません。
なぜ人々は避難しないのでしょうか?
- まだ大丈夫という思い込み
- まわりの人が避難しない
- まさか自分が被害を受けるとは思わない(自分は死なない)
- (大雨など)避難する方が危険
- 避難の必要がないと判断
自分のところは特別で、避難の必要がないと判断したのなら仕方がないでしょうが、そうでないなら、少しでも早く行動しないと、危険を感じた時には避難行動の選択肢が狭まっている可能性があります。
情報発信のタイミングや精度、受信の方法・状況、あるいは身体的状況・世帯構成、避難所までの経路、移動手段などにもよりますが、
人は、「今まで大丈夫だった」 「何とかなる」 と思いがちです。
だから、考えることなく機械的に避難行動がとれるように、ハザードマップを基に日頃から「どういう状況になったらどうする」と決めておくことが大切です。
それも昼間行動できると安心です。
災害に対して寛大になることなく、少しでも早く安全と思われる場所へ避難しましょう。
特に、山あいや河川のそばは一層の注意が必要です。市街化調整区域となって介護施設などもありがちです。
自宅に介護対象者がいれば なおさら十分な対策が必要でしょう。
とにかく日頃の心構え・備えが大切です。
そうわかっていても平常時に万が一を想定するのは思いのほか難しいです。
防災グッズといっても何を揃えたらいいのかわからない!?
頭を守る ヘルメット?
停電に備え 懐中電灯?
防災情報取得に ラジオ?
飲料水? 非常食? (味は?保存期間は?)
水害に備え ゴムボート?
自宅で万全の体制の時に災害が起きるとは限らないし・・・。
結局何が要るのか?
しかも非常時用のため、使うか使わないかわからない。
使わずに済むに越したことはないが、必要な時に使えなければ意味がない。
そんな時には専門家の意見を踏まえて作られた、防災セットが一番安心で確かです。
内容をかいつまんで紹介すると、
- ラジオ/ライト FM/AMラジオ、LED懐中電灯、スマホ充電可能、乾電池対応、手回し充電可能 など
- 飲料水(5年保存水) <公的検査機関検査済>
- ごはん 水かお湯で食べられるアルファ米、アレルギー物質27品目不使用の100%国産米 <安心メーカー製>
- カレー 温めずにおいしい野菜カレー
- ウォータータンク(10L) 水の確保に
- エアーマット 空気で膨らますマット
- ブランケット(アルミ) 寒さから体を守る
- 簡易トイレ 非常用ポータブルトイレ
- 目隠しポンチョ
- ボディタオル ウエットタオル
- 救急セット ばんそうこう、綿棒、はさみ など
- 防災マニュアル PDFダウンロード
このほか
- ようかん(スティックタイプ)
- 洗たくパック・・・簡単な洗濯に
- ウォシュレット(ポータブル)・・・ペットボトル対応、衛生面確保に
- シャンプー手袋
- 歯ブラシ、ホイッスル、ウエットティッシュ(5年保存)
などが、撥水加工済みの大容量リュックとセットとなっています。
ライフラインが途絶し、万が一孤立してしまった場合にも、これらの備えがあると心強いです。
人生100年時代後半は、自身の健康管理に加え、災害にも備えなければならないようです。
備えなければいけない万が一が多くて本当困ってしまいますが・・・。
これも人生折り返し地点の試練でしょうか?
◆ 防災のプロ(防災士)が厳選した防災グッズをぜひご活用ください。
<2020.9.5>
日本の防災グッズ備蓄保有率は概ね50%前後。(自身の住むエリアで災害があると、その率は上昇)
これだけ年々災害が発生しているにもかかわらず、半数の人が何も対策していないのは、災害に対して寛大すぎるのではないでしょうか!?
懐中電灯、飲料水をはじめとした
防災セットの備えを検討しましょう!!