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人生100年時代についに突入!半生を見直し、ちょっと反省してよりよく生きるには?

童話「ウサギとカメ」は、聞く人の心の状態や状況を映す!?

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みんなが知っている童話、「ウサギとカメ」。

ウサギとカメがかけっこして、途中で油断をして眠ってしまったウサギにカメが勝つ話として有名です。

ゆっくりでも着実に前進することの大切さ、油断は大敵ということを教えています。一般的には。

 

ところで、引用の場面によっては様々な例え方ができるのもこの話の面白いところでもあります。

 

まずは、冒頭の一般的な教えに次のような追加解釈があります。

カメはただひたすら山のふもと(目標)を目ざしたが、ウサギはむしろカメを見て走った。つまり目標設定を誤ったということ。

何を目指すのか、何と勝負するのかを間違ってはいけない。きちっと目標を見据えなければいけないと説くものです。

 

また、そもそもウサギとカメをかけっこで競争させることがナンセンスだという解釈もあります。

つまりウサギとカメにはそれぞれ個性があり、本来それを尊重するべきであると説き、競争させるならばコースに海も入れるとか双方に配慮が必要だとするものです。

ビジネスならば「勝負は自分の土俵で行え、得意分野で戦え」ということでしょうか。

 

あるいは、昨今、他人との勝ち負けよりも生き方を問われ始めています。

人と比べ競争することよりも共生を重んじた解釈です。

眠っているウサギを横目に(ウサギの体調が悪いのかもしれない?)通り過ぎるのは薄情であって、一声かけてともにゴールを目指すべきなのではないかといったとらえ方もできます。

聞くところではインドの「ウサギとカメ」の話ではこのように教えているようです。

 

 

世界には「ウサギとカメ」のお話がたくさんあるようです。しかもその内容も教訓もそれぞれ違っておもしろいです。

心の状態や状況あるいは国民性でとらえ方も変わるのでしょうか? 

 

例えば、一例。

フランスでは、ウサギはカメを先に走らせておき、ゴール近くでかっこ良く追い抜こうと考えていましたが、スタートが遅すぎて、ウサギはカメを追い抜けずに敗れてしまいました。

もう少し早くスタートすればよかったという教訓だそうです。
   
インドの話は、日本と同じで、ウサギは昼寝をしてしまってカメに負けてしまいます。

でも悪いのはカメということになっています。目を覚ますようなぜ一声かけてあげなかったの?ということです。友情は大切だという教訓だそうです。
  

一人だけ助かればいい  ではなく、皆で助け合おう の精神

いま、世の中で求められるのはこういうことでしょう。

「ウサギとカメ」のお話で少し考え直してみましょう。

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4月。いろんなことがスタートする時期

だけど未だコロナウィルスの収束も見えない。

いろいろ制約がある生活ですが、みんなで共に生きる精神で、何とか気持ちまで窮屈にならずにいたいものです

辛抱して目標に到達するまで。

 

 

さて蛇足ですが、イソップ童話には、「カメとワシ」 という話があるそうです。

カメがワシに、飛び方を教えてほしいと無理やり頼み、空に連れて行ってもらったのは良かったが、ワシに放されて 「飛んだぞー」と思ったのもつかの間、カメは落ちて粉々になったというお話です。


このお話しは、忠告を聞かないと、ひどい目に合うぞと教えています。身の程知らずを説いています。(カメが飛んでも良かったのですが)

それにしてもいろんな世界があるものですねえ!